ちんがらさん

福祉のお仕事をしています。

認知症と向き合う

 

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こんにちは!介護福祉士のこっこです。

わたしが初めてあった認知症の人は、父方の祖父でした。

祖母に先立たれた祖父は、わたしの実家の近所で一人暮らしになりました。

これまで、生活に関わることをすべて祖母に任せていた祖父。

しばらくは、わたしの母といとこの叔母が身の回りの生活の手伝いをしていました。

 

祖父の記憶や言動が少しずつおかしくなっていっていることには気づいてはいたけれど、「年相応の物忘れ」程度に思っていた母と叔母。

日がたつにつれて、母と叔母は祖父とのケンカが絶えなくなっていく。

 

ある日、祖父は苛立ちからか、叔母に向かってガラス製の灰皿を投げつけてきた。

そのことを、叔母は泣きながら母に話し、

「私はもう面倒見れない」と言ったそうです。

 

その件を、市役所に相談した時に「介護サービス」を知り、

ヘルパーさんをお願いすることになりました。

 

以上の事柄は、わたしは全く知らなくて。

わたしが、「介護の仕事をしようと思う」と

母に相談した時に、祖父とのことについて話してくれました。

 

祖父が、母や叔母へぶつけた苛立ちは、 

 

認知症の症状が進み、

自分の事も

周りの事も

分からなくなっていく怖さ

 

だったのだろうと思います。

 

そして、わたしに「やっぱり介護士になろう」と

決意させてくれました。